携帯電話の着信音といじめの恐ろしい関係
いじめ自体は昔からあるが、近年のいじめは
大人の私たちの想像を超えるところでも広がっている。
特にネット上のいじめは目に余るものがある。
昔は、学校でいじめがあっても、家に帰ってくれば
そこが安全地帯であった。
解放される場があったのである。
しかし、今は違う。
携帯電話を持つことにより、子どもたち一日24時間、1年365日中、
いじめの魔の手の届くところに置かれることとなったのだ。
先日16日、新潟市で教育関係者ら170人が参加した「ネットいじめ」
への対応を考える講演会が開かれたそうだ。
会場では、子どもたちを守るために大人がもっと関心を持たなければならないとの声が上がった。
「全国webカウンセリング協議会」というものの存在をご存じだろうか。
「全国webカウンセリング協議会」http://www.web-mind.jp/
こちらが今回の集まりの主催である。
その協議会理事長の安川雅史氏によると、いじめの大半に携帯電話が使われているとのこと。
興味深いと思ったのは、携帯電話の着信音に関する下記の指摘。
携帯電話へのメールを親の前で魅せなくなったり、着信音を消すようになったりした場合、
それは携帯電話に嫌がらせのメールが立て続けに届いている可能性がある、との事なのだ。
子どもの携帯電話の着信音が聞こえなくなったとき、それはいじめのサインなのかも知れないのだ。
携帯電話の着信音を出しておいたり、バイブが目立つような状態にしておくと、
あまりにたくさんのメールが届くことに親が気づいたり、またはなにげにメールを見られてしまったり
してしまうことを恐れているかも知れないわけだ。
子どものいじめがどれほど陰湿で、子どもたちに恐怖となっているかを私たちは知らないのだ。
携帯電話 着信音
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